自分の頭の中を人目に晒してから一晩がたった
直後は発狂しそうなほど恥ずかしく、でも何か得られるのではという期待感に
後には引けない状態となった
頭の中のディスクが高速で回転し、熱を持つ
羞恥心という代償に幾つかの気づきを得た
まず「どうなりたいか」ではなく「どうありたいか」が重要である、ということ
理想を並べるのは簡単だがそれは現実逃避と同じ
地に足をつけて自分と対面して、目を逸らさずに手持ちの道具をどう活かすかを考える努力が必要だと思った
そして自分の嫌いは誰かの好きであること
未だに私は他人と価値観が異なることを理解できない
多様性、異文化理解といった言葉は腐るほど耳にし、
レポートでは一人前に「異文化理解が重要である。」なんて偉そうに使い回してきたけれど
「私の◎は隣の人の◎である」と当然のように勘違いをする
「人の考えている事は一生理解できない」という事実は
自分の姿を直接見ることができないように
理屈は分かっても、感覚では分からない
そして最後に改めて私は文字が好きだということ
読むのも書くのも紡ぐのも
今までは下手くそだから、と卑下してきたけれど
そう思うことも言うこともやめる
重要なのは技術の上手い下手ではない、ような気がする
自分の伝えたい感覚をそっくりそのまま可視化することだと思う
文字って素晴らしいな、と改めて感じた良い経験でした。
2021/08/06