遊備忘録

ここで泥を吐き出すことによって日常生活を保つことができます

日射


二つ前の記事を書いた後、

私が好きだと思っている相手にも同じような感情を抱いたら私は終わりだな、と思っていたが

そうではなく安堵している

 

好きな人と会う時間は余韻すらあった

 

良かった。

 

私は孤独ではないようだ

 

 

最近の話をしよう

 

 

先週はバタバタしていて毎日疲労感が抜けなかった

 

無事にこなせて少しホッとしている

 

 

SIRUPの新曲が出た

 

ここ数年曲調が変わり、本人も少し変わったように感じた

 

あんなに好きだったけれどその変化後はあまり好きではなくて離れてしまった

 

正確には不安などで少し落ちていた状況で必死にもがいている様に見えた

思想が強くなり、その試行錯誤感がもがいている自分と重なって見えた

とても直視できなかった

 

けれど新曲は驚くほど昔に戻っていた

 

不安定な要素が固まったように感じ、自信も取り戻している様に見える

 

完全に偏見と妄想ではあるけれど。

 

何とも言えないような安心感に包まれた

 

音楽は本当に伝導率が高い

 

 

あとは内面的なところで言うと上昇傾向である

 

まだ不安定な要素はあるが、以前の自分に戻りつつある感覚がある

 

 

自分を愛せない人間は他人を愛せないことを身に染みて感じる

 

 

久しぶりに昼の電車に乗った

 

昼間に電車の中で本を読む時間が好きだ

 

あの制約のある自由な時間は何にも変え難い

 

 

電車を待っている間、目の前の高層マンションを眺めていた

 

同じ人間は一人もいないと言うけれど、その部屋の外見は驚くほど同じだ

 

mm単位の精巧な作りのドアの中には一人一人の生活があるのかと考えると不思議な気持ちになる

 

 

高いところに登ると人間が蟻の様に見えて、自分の悩みがちっぽけに感じるなんてよく耳にするが、きっとあれと同じ様な感覚なのだろう

 

 

春は良い

 

日差しが明るいから。