遊備忘録

ここで泥を吐き出すことによって日常生活を保つことができます

風船

 

誰かわたしを理解し共感してほしいとブログを始めた

 

美味しいものを美味しいと一緒に言いたくて人とご飯を食べる

 

今日は綺麗に見られたいと服を選ぶ

 

この人は明るい人が好きだからとテンションを上げる

 

 

それがうまくいってもいかなくても、やめることはない

 

 

何度だって同じことを繰り返すのだ

少しずつ上手になっていると信じて。

 

 

 

未来に、人に、ものに期待するなと

 

期待しないことが良いとされている時代

 

その落差に自分が傷つくのを防ぐ為に

 

 

 

だからこそあえてそれはやめたくない

 

 

傷つかないように生きてきた弊害で

人を信じることの難易度が上がる

 

 

無意識ではない期待を持つ意志の強さ

 

傷つく可能性を理解した上で

傷つくことを恐れない人間になりたい

 

 

 

期待することで走る事ができる

 

期待することで楽しみを得られる

 

 

期待しない生き方なんてつまらない

 

 

全てに希望と期待で胸を膨らませて、

 

それが絶望に変わって全てが萎んでしまったとしても

 

ズタボロになってもう何にも期待しないと心に決めたとしても

 

私はまた風船を膨らませて生きるのだろう

 

 

そしてそんな生き方を美しいと思う

 

 

 

同じ痛みを味わった人間しか共感はできない

 

 

だからこそ怪我をすればするほど

 

心に傷痕があればあるほど、人に優しくできるのだ

 

 

 

そんな人間になりたい

 

 

一定な人生はつまらない

 

 

落ちれば落ちるほど、上がった時の絶対値は大きくなるから

 

 

 

 

器用に生きることは退屈だと言う本に出会った

 

 

 

激しく頭を縦に振った

 

そして全力で不器用に生きることの難しさを理解し、

 

そう生きたいと思っている自分と他者がいる喜び

 

 

 

読書は自らが孤独ではないことを期待できるツールである

 

 

 

 

だから私もここで叫び続ける

 

 

いつか誰かの孤独を和らげるかもしれないから