現実逃避をしようと思って読んだ本が予想外に現実よりも現実的で。
先のことを考えれば考えるほど不安になる
いつか全てが崩れ去ってしまうのではないだろうか
考えても仕方ないのは痛いほど分かっているけれど
考え事が日々の生理的現象になっている人間には酷な話だ
楽観的になろうと思ってなれるものだと思っている人はそもそもが楽観的である
悲観的か楽観的かは主にその人が育った環境や遺伝子によって決まる
意志でどうこうするものではなく性質なのだ
努力で変わる、と信じていたけれど流動性のある範囲は2割程度である
好き嫌いを捻じ曲げようとする試みと同じ
だから割り切るしかないのだ
『死にたいという感情は消えない。飼い慣らせ。』
という意見もある
私は基本的に同じ痛みを味わなければ本当の共感は絶対にできないと以前から思っている
戦争を繰り返すのだって同じだ
いくら歴史を学んだところで戦争がどれだけの痛みを伴うのかなんて想像の範疇から抜け出せないのだ
そして痛みの想像と現実の差は乖離し過ぎている
だから目先の利益を優先し、もしくは自分の利益を優先し繰り返される
これは変わらない、これからも。